Nov. 22, 2022

cryoRaman が R&D 100 Award を受賞

革新的なクライオラマン顕微鏡が、分析・テスト部門で受賞しました。

cryoRaman: R&D 100 Award を受賞

WITec の共同設立者でありマネージング・ディレクターの Joachim Koenen 博士は、カリフォルニア州コロナドで開催されたディナーパーティーに出席し、極低温分子イメージング装置 cryoRaman に対して2022 R&D 100 Award が授与されました。この装置は技術パートナーである attocube systems と協同開発が行われ、この年に発表された製品の中で最も革新的なものの 1 つと評価されました。

R&D World 誌が主催する R&D 100 Award は、「イノベーションのオスカー賞」とも呼ばれ、新しい装置や材料の技術的な意義を讃える賞として位置づけられています。専門家による審査委員会が、業界全体からの応募を審査し、分析・テスト部門では、特に実験室での技術革新を評価しています。

「cryoRaman は、本当の意味でのイノベーションです。新しく研究者に提供するこの機能は、これまで存在しなかったものです」と Koenen 博士は述べています。「開発チームの努力、 attocube のパートナーの多大な協力、そして R&D World のこの偉大な栄誉に感謝します」。

cryoRaman はラマン顕微鏡と極低温サンプルチャンバーを統合し、極低温・強磁場下での高分解能化学特性評価が可能です。このユニークで汎用性の高いコンビネーションは、相転移や新しい 2 次元材料の研究など、多くの最先端研究分野に貢献することでしょう。


WITec cryoRaman 製品ページ

R&D 100 Awards サイト

2022 R&D 100 Award 授賞式に出席したWITecマネージング・ディレクターの Joachim Koenen 博士
2022 R&D 100 Award 授賞式に出席したWITecマネージング・ディレクターの Joachim Koenen 博士

WITec(ビーテック)について

WITec は、3D ラマンイメージングと相関顕微鏡のパイオニアであり、スピード、感度、分解能に妥協のない製品ラインナップで、業界をリードし続けています。ラマン顕微鏡、AFM 顕微鏡、SNOM 顕微鏡、およびビーテックが開発した Raman-SEM(RISE)装置は、拡張可能なモジュール式のハードウェアおよびソフトウェアにより、化学および構造特性評価において特定の課題に合わせてカスタマイズすることが可能となっています。研究、開発、生産はドイツ・ウルム市のビーテック本社(WITec GmbH)で行われており、ビーテック製品の販売・サポートネットワークは世界のあらゆる地域で確立されています。2021年9月、ビーテックはオックスフォード・インストゥルメンツ・グループの一員となり、ラマン顕微鏡の技術的リーダーシップをその幅広い事業ポートフォリオに取り込みました。

attocube(アトキューブ)について

attocube systems は、産業および研究におけるナノテクノロジーソリューションのパイオニアとして、業界をリードしています。同社は、精密運動、極低温顕微鏡、ナノスケール解析などのナノスケール用途のコンポーネントやシステムの開発、生産、販売を行っています。また、すべての製品は、ミュンヘン近郊のハールにある本社工場「NanoFactory」で製造されています。200 人の物理学者、エンジニア、ソフトウェア開発者、製品設計者からなるグローバルチームが、コンセプトから納品まで綿密な連携を取りながら作業を行っています。attocube は、米国に販売拠点を持ち、世界 40 カ国以上、4,000 社以上の顧客を持つ販売代理店との幅広いネットワークを構築しています。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先

オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社
ビーテック事業部

〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町12-20
Tel: 03-4332-2138 Email
URL:https://raman.oxinst.jp

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WITec Managing Director Dr. Joachim Koenen at the 2022 R&D 100 Awards ceremony cryoRaman: R&D 100 Award winner