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Feb 17, 2021

グラスゴー大学、オックスフォード・インストゥルメンツのナノサイエンスと量子コンピューティングで提携

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量子技術開発の最先端を行く先駆的機関であり、量子回路グループの本拠地であるグラスゴー大学は、英国における量子コンピューティングの商業化を加速するための研究の一環として、オックスフォード・インストゥルメンツの次世代Cryofree®希釈冷凍機「Proteox」を使用することを発表しました。

量子回路グループの責任者であるMartin Weides教授は、次のようにコメントしています。"オックスフォード・インストゥルメンツは長期的な戦略的パートナーであり、本日の発表は、量子コンピューティング開発の将来に向けた我々の緊密な協力関係の重要性を強調しています。Proteoxは量子スケールアップを念頭に置いて設計されており、2次インサート技術を使用することで、量子コンピューティングアプリケーション用の集積チップやコンポーネントの特性評価や開発を容易に行うことができます。"

グラスゴー大学の子会社であるケルビン・ナノテクノロジー社、および商業化パートナーのオックスフォード・インストゥルメンツ・ナノサイエンスは、2020年4月に設立された英国のイノベーション機関Innovate UKからの資金援助を受けたコンソーシアムの一員です。コンソーシアムのパートナーは、超伝導量子デバイスの設計、製造、試験を行うことで、量子技術開発を後押しします。

"本日の発表は、オックスフォード・インストゥルメンツが英国における量子技術の先駆的な仕事に大きく貢献していることを示しています" と、オックスフォード・インストゥルメンツ・ナノサイエンスのマネージング・ディレクターであるStuart Woodsは述べています。"60年に及ぶクライオスタット生産技術の蓄積とグローバルなサービスサポートの経験を活かし、我々は量子の商業化を加速させ、次に何が起こるかを発見し、世界中のお客様をサポートしています。"

Proteoxは、凝縮系物理学や量子コンピューティングの産業化における超低温実験のために2次インサートモジュールを備え研究の取り組みを一変させる次世代のCryofree®システムです。Proteoxプラットフォームは、単一の交換可能なモジュール式ソリューションを提供するために開発されており、複数のユーザーや様々な実験セットアップを一台の装置でサポートすることができます。また、システム設計に不可欠なリモート管理ソフトウェアが含まれており、世界中のどこからでもシステムを管理できるようになっています。詳細については、nanoscience.oxinst.jp/proteoxをご覧ください。